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   ひとくちに「保険」といってもオートバイに乗るにあたっては大きく分けて2つの「保険」があります。1つは『自賠責保険』、もう1つは『任意保険』です。
 オートバイに乗るには必ず必要なのが『自賠責保険』です。「お!それじゃあ、私は自賠責保険に入っているから安心だね!」という声が聞こえてきそうですが、ホントにそうなのでしょうか?『任意保険』は文字どおり“任意”で契約するしないを選択できる保険ですが、だからといって“入らなくていい”ものなのでしょうか?

 これからちょっとその辺のお話をしたいと思います。皆様に保険について少しでも理解を深めていただき、安心して楽しいバイクライフを送っていただければ、と桜井ホンダは願っております。

保険のことを1から知りたい!という方はこのまま『自賠責保険』へ・・・
『自賠責保険』のことは知ってるよ!という方は直接『任意保険』へ・・・
 

正しくは自動車損害賠償責任保険と言います。
それを縮めて『自賠責保険』と呼んでいます。
この保険は、事故の被害者を救済するための保険で、国が定めた「自賠法」という法律の下に、公道を走行するオートバイ(もちろん自動車も ※適用除外車を除きます)が契約を義務付けられています。

◆例えば万一の事故の時、自賠責保険だと・・・・

最悪相手が亡くなってしまった場合・・・
   死亡事故による損害→被害者1名につき3,000万円が限度
   
(注1:葬儀費用等が含まれます 注2:死亡するまでの傷害による損害が最高で120万円まで追加されます)

相手の方にケガをさせてしまった場合・・・
   傷害事故による損害→被害者1名につき120万円が限度
   
(注:治療費はもちろん交通費・休業損害・慰謝料etcが含まれます・・・・足りるかなぁ・・・)

物損事故の場合・・・保険適用の対象外!

事故により自分自身がケガをしてしまった場合・・・保険適用の対象外!

ここで考えるべき点は、「義務で入らなきゃいけない保険に入っているんだから安心だね!」と思い込んでしまうと、思わぬ落とし穴が待っているという点です。そう、『自賠責保険』はあくまで事故の被害者を救済するための保険であって、事故によってあなた自身がケガをした場合や、相手の車の損害などは保険適用の対象外なのです。

◆たとえばこんな場合・・・

 Aさんは原付50ccスクーターで住宅地を走行中歩行者にぶつかってしまいました。(支払例)
事故の相手への賠償例
相手のケガの賠償金300万円
相手の衣類の損害12万円
賠償金額合計312万円
自賠責保険による賠償金額の上限120万円
自賠責保険では賠償金額が不足のため192万円が本人負担!
(※衣類等の物損は保険適用対象外)
*治療費、交通費、休業損害、慰謝料などの合計金額
 上記は当社が作成した架空の事故例であり、過去に実際に発生したものではありません。

◆さらに・・・・

 一番やっかいなのが、人身事故の場合、
自賠責保険にしか契約していないと保険会社による示談交渉サービスがありませんので、
事故解決まで基本的には自分一人でやらなければなりません。

・・・・そこで『任意保険』のお話に移ります。

『自賠責保険』の内容を理解していただくと、「なんだか不安だな・・・・」と感じた方も多いと思います。
万一の時『自賠責保険』では補償しきれない部分を埋めてくれるのが『任意保険』なのです。
『任意保険』には対人賠償責任保険・対物賠償責任保険・人身傷害保険・搭乗者傷害特約などがあり、これらを組み合わせたりすることで、ご予算に合わせての加入が可能です。
ただし、自賠責保険に入っている事が前提ですので、必ず自賠責保険は切らさないように気をつけて下さい!!
また、任意保険は事故を起こさなかった期間(1年単位)の割引を「ノンフリート等級」という形であらわし、無事故が続けばそれだけ等級が上がっていき、保険料が割安になっていくシステムとなっているのです。
(等級による割増引率や保険料改定等により、1年間無事故であっても翌年の保険料が割安にならない場合もあります。)

◆それでは具体的にどのような保険なのかを見てみましょう・・・
  
 ◆対人賠償責任保険  ◆対物賠償責任保険
 
ご契約のお車の事故により、歩行者やお車に乗車中の方などを死傷させてしまい、法律上の損害賠償責任を負う場合に、相手方1名について保険金額を限度に保険金をお支払いします(ただし、自賠責保険等で支払われるべき部分を除きます。)。
→万一の事故の為保険金額は無制限をおすすめします。
 ご契約のお車の事故によって、他人のお車や、他人のモノ(家、店舗など)、公共のモノ(信号、電柱など)を壊し、法律上の損害賠償責任を負う場合に、1事故について保険金額を限度に損害を補償します。(自賠責保険ではモノに対する補償はありません!)
※免責金額(自己負担額)が設定されている場合は、保険金から差し引きます。
→万一の事故の保険金額は無制限をおすすめします。
■示談交渉〜事故の相手方との交渉も安心

対人事故も対物事故も相手との賠償金のお支払いに関する示談交渉は、原則として保険会社が
行います。
※お客様の過失がない場合は、相手からの賠償金の受け取りに関する交渉などの示談交渉が
  できません。
  このような場合に備え、次のページでもご提案しております『弁護士費用等補償特約(自動車)』を
  おすすめします。
 
  
 ◆人身傷害保険
お車同士の事故では、双方に過失がある場合が多く、示談交渉によって過失割合が決定されます。この場合、ご自身のケガの損害も、過失割合に応じて自己負担額が発生します。
人身傷害保険をつけていれば、過失の有無・割合を問わず治療費などをご契約金額の範囲内でまとめて補償します。
  
 ◆搭乗者傷害特約
ご契約のお車に乗車中の方が事故で死亡・後遺障害・ケガをした場合に、その損害についてご契約内容に基づいて搭乗者傷害特約から保険金をお支払いします(運転者、ご家族以外の方も含みます)。
「搭乗者傷害特約(一時金払)」と「搭乗者傷害特約(日数払)」があります。
ご契約にあたっては、一定の条件があります。

任意保険について、少しでも理解を深めていただけましたでしょうか?
このあとは、より楽しくより安心してバイクライフを送るための桜井ホンダからのご提案です。
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